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  1. 心理コラム
 

心理コラム

2021/01/20
幼少の頃に体験したことが幼児決断として繋がっている  

人は様々な人生の中でいろいろな選択をし

決断をして生活しています。

 

親の立場で我が子に適切にかかわり、励ましたり、

アドバイスしたりしてかかわっています。

 

 

そのような対応で子供の自主性が芽生え、自己主張ができる大人になると願い、期待しています

 

その期待が大きくなればなるほど、子供はその期待に応えようと、「いい子でいよう」と決断していきます



例えば


夜トイレに行きたくなった時のお話…


子ども:母親を起こし、「一人では怖いのでトイレについてきて」と言うと


母 : 「もうお兄(姉)ちゃんだからひとりで行けるよね」と答える


子供は、「怖い」という気持ちをかくして「一人でも行ける」と母親の期待に添うように一人で行く


母 : 「さすがにお兄(姉)ちゃんだね」とほめる


子ども:「エッヘン! えらいでしょ!」と喜ぶ
 

ほめられた子供は「怖い」という感情に蓋をし、認めてもらえたと同じような行動を繰り返すことで

「空威張り」の成功体験を重ねていくことで本当の感情が分からなくなっていきます




その反対に

子供が自分の気持ちを両親にぶつけたとき、両親が、「戸惑い、困惑」な対応を見ると子供はさらに主張を認めてもらうような言動を繰り返していくことが有ります

 

親は根負けして、子供の主張を受け入れることを繰り返すことが有ると、子供は「わがままを言っても受け入れてくれる」と言う成功体験を繰り返すことになります

 

両親が、戸惑い、おろおろしている姿を子供に見せることで、「親子逆転」することが有ります

 

時には、

遊びに夢中になり「学校や、塾に行きたくない」とごねだすことが有ると、親からなだめられたり、諭されたりすることが有ります

 

頭の回転の速い子は、以前の成功体験思い出し、○○のように言えば「行かなくてもいいよ」と言ってくれると考えます

 

このように、いろんな成功体験を積み重ねることで、自分自身の人生脚本を作り上げていくようになります

 

 

 

また、親からの愛情を感じれない子供たちは両親に「私を見て」アピールをする子供もいます


両親から「愛されている」という感覚が感じ取れないでいると何事も受け入れてもらえていないという感情、

「愛情飢餓」に陥るとどのような行動をとってしまうのか?



親の期待に沿えるような、いい子でいることで

子供自身の自主性がどんどん奪われていき、何かあると親が決めてくれるので自分は考える必要がない。と感じ取ることが増えるようになることもあります

 

このようなことが繰り返し行われると、親は、子供の決断力が低下し何ごとも物事を決められない、


優柔不断な我が子が歯がゆく感じたり、不安感をもつようになります



子供は、両親の対応、考え、生き方を見て、学び成長していきます

自身の日常生活の中で何か違和感を感じていることが有れば

 

幼少の頃に積み上げてきた経験が自身の違和感、生きづらさを作っていることが原因だったんだと気づくことが出来きるでしょう



親の影響は、両親または、祖父母、先生などの間で行われる関わりで、思考癖や、価値観が作られているという事に目を向けてほしいものです

 

「ダメ」「無理」というようにはっきり言われなくても子供は、親の些細なしぐさや、親の言葉に反応し日々の暮らしを送っています

 

コロナ禍の中、リモートワークが続くことで、さらにイライラが重なりストレスを感じることが多くなる時期もあるかと思います

 

時間のゆとり、心のゆとりを取り戻し、

 

少し立ち止まって、自分自身の心に全集中!

 

意識を向けて、優しくいたわって家族とのかかわりを見直していきましょう



幼児決断とは

 

親(養育者)は、子どもを育てている間、無意識にたくさんのメッセージを子どもに与えています。そのメッセージを子どもは取り入れ、自分の中でどのように生きていくか決めます。これを交流分析では、「幼児決断」と呼びます。

幼児決断は、早期に幼児の感情をもとに決めることです。幼児決断をもとに、自分はこう生きようとシナリオを書く。これが、「人生脚本」です。

幼児決断は両親(養育者)から、さまざまな禁止令(インジャンクション)を受けながらなされるものです。




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