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トラウマ(心的外傷)

2018/02/07
トラウマ(心的外傷)

心と体で受けた何らかの傷

 

犯罪被害や交通事故など、一度の打撃による傷

また

子どものころに受けた虐待

ドメスティック・バイオレンス(DV)

繰り返される慢性的な傷もあります

 

 

 

 

様々なタイプのトラウマは、心身や対人間でも大きな影響を与え

 

とても生きづらいと感じることが多々あります

 

失恋でトラウマになりません

時間がたつにつれて、苦しかった思い出は、セピア色の記憶になっていきます

 

その反面

トラウマの記憶は

何十年たっても、セピア色にならないのです

 

痛みや不快感などの感覚や、恐怖や、恥などの感情がそのまま

生々しく残っています

 

思い出すと

その瞬間のことを全身で再体験することになるので

その時と同じような苦痛を感じるのです

 

過去のことを思い出すのでなく

今まさに起きているかのように

心と、体で感じていることを「フラッシュバック」と言います

 

目の前にある、危険なものや嫌なことから逃れるため、心を守ろうとして

その場から逃げることとは違い、回避しようとします

 

嫌なもの、危険なこと、に遭遇しないようさ避けて通ろうと生きていくようになります

 

避けて通ろうとしていること以上に

トラウマをめぐる嫌なことを思い出さないようにしようと

その記憶を自分からなかったことにしよう、感じないようにしようと

切り離そうとしていくことを繰り返すことで

心はどんどん「麻痺」していきます

 

嫌なことだけを「麻痺」させることはできません

 

「春だなぁ、お天気が良くて気持ちいいなぁ〜」

「きれいなお花」

「なんてかわいい赤ちゃんなんだろう」

「うれしいなぁ」

 

というような

 

感じないでおこうという思いが無意識に働き

細やかな季節感や、愛情の感覚や、些細な感情が失われていきます

 

このような状態が続くと、どうでしょう?

 

感情の調節が難しくなってしまったり

また、

自己破壊的な行動をしてしまったり・・・



ここで感じてほしいのは

 

これが私が抱えているトラウマで「症状」なんだと気づくことです

 

過去に死にたいほどつらいことがあったとして

 

ある時ふと

死にたいという気持ちがこみ上げてくるかもしれません

 

そこで

あの時に、死にたかった気持ちと、今死にたい気持ちと

どちらの気持ちが大きいでしょう?

 

今の気持ちは

あの時の気持ちより小さいはずなんです

 

死にたかったのは「あの時」で「今」ではないのです

「今の死にたい気持ち」は、あの時のフラッシュバックなのですから

 

この状態は、

あの時のことを体で「再体験」してる状態なんだということが

わかると

少し落ち着くことができます

 

恐怖や恐れも同じです

 

過去の傷に影響を受けている「今の私」がいる

 

ということに

気付けるようになるといいですね

 


 フラッシュバック 対処法

●目を閉じない

 怖い時は目を閉じたくなるものですがあえて目を開けて周囲を見ましょう

●「私は今ここにいる」「それは終わった過去のことだ、今の私は安全だ」

 と言葉を口に出して言いましょう

●好きな人形や、ぬいぐるみなど、安心できるものを手に取り、心落ち着かせる

 

 一人で対処できないと感じたら、カウンセラーや、セラピストの支援を受けることをお勧めいたします








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